大奥 1巻”3分で分かる” ネタバレ&感想
数年前に映画化され、話題を呼んだこの漫画。
今更ながら、レビューしていきます。
男女逆転という奇想天外なこの漫画。
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ここからは1巻のネタバレ
大奥は男女逆転と言う驚きの発想で、今までにもあった歴史物漫画を新しい概念の物語へと変える事に成功したと言えるでしょう。
ある山間の村の小さな男の子どもが松茸狩りをしに山へ入り、そこで熊に襲われて亡くなってしまった事が、大奥と言う壮大な物語の始まりです。
その後、村のほとんどの男子が全身が真っ赤な発疹に覆われ高熱を出す原因不明の病にかかって亡くなり、その病は村から村へ、さらに関東一円から全国へ広がり、初めの発症から80年が経つ頃には男子の数は女子の4分の1の割合いになってしまうという事態になりました。
あらゆる稼業は女子が継ぐこととなり、当然将軍職も女子が継いでゆく事になりました。
江戸城大奥は、男子の少ない世の中で天下人にのみ許される男の城となりました。
1巻では、幼馴染の薬屋の娘と思い合いながらも、身分の違いから一緒になる事は叶わず、他の家へ婿に行くのが嫌で大奥に入った水野という男が主役として登場します。
水野は大奥へ入り、そこが思い描いていた煌びやかな世界ではなく、陰湿で行き場のない男たちがひしめいている暗い世界だと言う事を思いしり愕然としますが、八代将軍、徳川吉宗に代替わりした事によって、この章のラストは実に胸のすく終わり方となっています。
フィクションとはいえ、伝説の徳川吉宗の人となりを見事に表した物語と言えるでしょう。
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