大奥 2巻 ”3分で分かる” ネタバレ&感想
数年前に映画化され、話題を呼んだこの漫画。
今回は2巻のレビューです。
男女逆転という奇想天外なこの漫画。
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ここからは2巻のネタバレ
1巻の最後の章で、八代将軍吉宗が抱いた疑問を紐解いて行く形で、時は遡り、三代将軍家光が亡くなった所から大奥の第2巻は始まります。
恐ろしい勢いで男子が減って行く最中、将軍と言えども原因不明の不治の病には勝てませんでした。
赤面疱瘡と呼ばれるようになったこの病は、成人した男子はかかりにくい病でしたが、もとより体の弱い三代将軍家光は三十一になっていたにも拘らず亡くなってしまいます。
家光には世継ぎが居なかったため、乳母の春日野局は大変に焦り、そして恐ろしい方法を思いつきました。
それは、亡くなる数年前、家光が町娘を襲った時に身ごもり、世間の目に触れないように匿っていた女子を将軍にすげ替えるというものです。
もちろん世間には家光の死は極秘にし、その女子がいずれ生む男子を次の将軍として迎えるという算段でした。
少女は男子として育てられますが、年頃になると、子を成さなければいけません。
その為に宛がわれたのが、慶光院新院主の万里小路有功(後のお万の方)です。
騙されて大奥にやって来た有功ですが、同じ様に利用され、孤独と悲しみを抱えながら将軍の座に就かされている家光と、いつしか心を通わせるようになります。
この巻の見所は、なんと言っても有功が将軍家光の心を解いて行く過程です。
女として生きる事も許されず、ただ子供を産む道具として大奥に囲われている家光のやり場のない怒りや悲しみを、種馬としてやって来た自分自身と重ねて行き、坊主になって人を救いたいと思っていたけれど、今自分が救うべき人は目の前にいる少女、家光だと気付いた時に、二人は本当の恋で結ばれたのです。
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