『鮫島、最後の十五日』12巻 ネタバレ&感想
こんにちは。美月です。
今回は、読者から頂いたおすすめ本をご紹介しますね。
男性 – ( 静岡県 )/『鮫島、最後の十五日』12巻
白水対天鳳の試合は、互いに全力でぶつかるものの天鳳に始終圧倒されることになります。
倒れそうになる白水ですが、そこに審判にもかかわらず思わず言ってしまった仁王の「バカヤロー」と言う声に反応して持ちこたえます。
ここで初めてこれまで罵倒されているだけだと思っていた「テメーの分のあったチマチマした相撲をやれ」というのが、基本に忠実に丁寧にやれということだと気づきます。そうして小さく回転数の早い張り手を繰り出すことで天鳳を押し返し始めた白水。そこで一気に逆転しようとした天鳳に、白水渾身のゴリラ張り手が入ります。
一気に決まるかと思われましたが、後一歩のところ天鳳に右上手を取られます。あわや負けるかというところで川さんの機転で緩めていた廻しが功を奏して難を逃れ、最後の力を振り絞って張り手を繰り出します。
しかしここでも天鳳の底力により一緒に土俵から落ちる白水。軍配は一度は白水に上がるものの、物言いにより結局は天鳳の勝ちになります。
しかもこの物言いが仁王によるものという、いかにも白水らしい結果となりました。
そして鮫島の次の対戦相手は北里部屋の毘沙門です。
かつては鮫島にあこがれていたようですが、番付けが逆転したことで自分よりも鮫島のほうが下だと思っているようです。態度は悪いものの才能があり努力もしている毘沙門に鮫島がどう挑むのか楽しみです。
そして、刻々とタイムリミットが来ている鮫島の体ですが、今後どうなるのでしょうか。
前の巻から続いていた仁王と白水の関係悪化が解消されてとりあえずよかったです。
特に仁王の指導者としての葛藤が、力士としての実力は大関間近であっただけに悔しさが読者にも伝わってきていました。そしてまさかの仁王の真琴へのプロポーズ。白水には悪いですが空竜部屋は安泰そうですね。
漫画名 『鮫島、最後の十五日』
作者 佐藤タカヒロ
配信 コミなび他
出版 秋田書店
配信話数 既刊12巻(最新刊2017年05月08日発売)
価格 1巻 400円
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