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美醜の大地～復讐のために顔を捨てた女～ １巻１話 ネタバレ 【泥棒女】
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美醜の大地～復讐のために顔を捨てた女～ １巻１話 ネタバレ 【泥棒女】 【弱い女】
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こんばんわ、美月です。
藤森治見先生の人気コミック
「美醜の大地」は今のところ
電子書籍でしか販売されてません。
ここから、ネタバレ、感想、考察をレビューしていきます。
ここからは１巻１話 【泥棒女】のネタバレ
（完全ネタバレしてます。ご注意ください）
時は昭和初期、樺太。
市村ハナは醜く生まれたせいで、激しいイジメを受けていました。
その首謀者は、大会社の令嬢、高島津絢子。
彼女は凄惨なイジメをクラスの女子たちにさせていたのです。
ある日、生徒や教師たちの私物が盗まれる事件が発生。
ハナは犯人扱いを受けます。
醜いハナが訴えても、教師は全く聞く耳持たず、殴りつけます。
母はそんなハナを、
「綺麗な顔に産んであげれず、ゴメンね」と慰めます。
貧しくも家族愛に支えられたハナでしたが、
終戦時、ソ連の樺太空爆に巻き込まれます。
母と弟の留吉と共に、港の引揚船に乗り込んだが、
「泥棒が乗ってきたわ」の絢子の一言で、船から降ろされてしまいます。
翌日やってきた船で新天地へ向かうハナたちでしたが。。。
ソ連軍の襲撃で母と弟を失ってしまいます。
大切な家族を奪われ、自分をイジメた連中への復讐心がハナの心に芽生えます。
ハナは顔を隠し、身売りして得た金で、天才外科医に整形を依頼します。
ハナの境遇に共感したドイツ帰りのその医師により、ハナは生まれ変わります。
昔、ハナにミミズを食べさせた女、大塚敏恵は、北海道川上町の旅館にいます。
若女将の敏恵の夫が、ある日小石川菜穂子という女性を連れてきます。
菜穂子は住み込みの口を探しており、中居として働くことになります。
田舎には似つかわしくない美人の菜穂子。
そのうえ、気が利いて、仲間たちとも打ち解けます。
そんな菜穂子を見て、面白くない敏恵。
ある日、夫のお土産の靴が血まみれのうさぎと一緒に捨てられる事件が起こります。
敏恵は、そのとき、ハナの幻をみますが。。。
ハナの亡霊を見、精神が不安定になる敏恵。
菜穂子がハナに見えて、当たりを強くする敏恵だったが、
夫は、菜穂子をかばうようになります。
「あの女がすべての災いの元凶なんだ」と
敏恵は客の持ち物を盗んで、菜穂子の部屋に隠そうとしますが。。。
ここからは１巻１話 【泥棒女】の感想＆考察
イジメにより残酷な青春時代を過ごすハナ。
追い打ちをかけるように、かけがえのない母と弟を亡くします。
天涯孤独となったハナは、復讐心でしか生きることにしか価値を見出せませんでした
イジメ、家族を失う元凶だった醜い顔を整形し。
ハナは見目麗しい小石川菜穂子として、生きていきます。
そのベースにあるのは、復讐。
第１の復讐はハナにミミズとかを食べさせた大塚敏恵。
ハナは自分が味わったイジメと似通った方法で復讐していくのです。
泥棒呼ばわりされ、それが原因で１陣の引揚船に乗れなかったハナ家族。
敏恵が盗みをはたらくよう仕掛け、失脚させる様は、スカッっとしました。
そして、復讐される相手は、まさかハナが生きてるとはおもっていません。
ハナが整形して生まれ変わった際、作ってもらった元の顔の仮面が。
より一層の恐怖を、該当者に浴びせていきます。
これは、面白い。。。
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