『はるのうららの』 1巻 ネタバレ&感想 (みんなのお勧め)
『はるのうららの』 1巻 ネタバレ&感想
こんにちは。美月です。
今回は、読者から頂いたおすすめ本をご紹介しますね。
女性 – ( 神奈川県 )/はるのうららの(全一巻)
恋は簡単なものではない。ましてや、男の子同士の恋愛なんて。
そんな複雑だけどガラスのように繊細な男の子同士の恋愛模様を繊細なタッチで描いている「はるのうららの」という作品を紹介します。
小学6年生の春希は学校でちょっとした嫌がらせを受けている男の子。それは2年前に家出した兄が、女装をして家に帰ってきたからでした。変わり者の兄を目の当たりにし、春希は「普通でありたい」という思いを強くします。そんなある日、彼の前に都会からの転校生、大沢春介が現れます。二人は学生生活を共にすごし、分かりあい、互いに惹かれはじめます。でも男同士の恋愛が普通ではないと自覚している春希にとっては、それは認めてはいけないもの。様々な葛藤に苦しみもがきながらも、春希は春介への気持ちに決着をつけていきます。
二人の成長がとても丁寧に描かれているため、感情移入しやすく、心が振るわされる作品です。普通でありたい春希が、それでも春介の事が好きで悩んでいる様子など、思わず涙してしまいそうなシーンもあります。
ただ好きになったのが同性というだけで、こんなにも辛いのか、と切なくなります。
胸がきゅんとなる恋愛漫画をお探しの方には、お勧めしたい一冊です。
漫画名 『はるのうららの』
作者 三崎汐
配信 まんが王国他
出版 茜新社
配信話数 既刊1巻(完結)
価格 600円
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