『ソラニン』 1巻 感想&ネタバレ (みんなのお勧め)
こんばんわ、美月です。
今回は、読者から頂いたおすすめ本をご紹介します。
女性(千葉)/ソラニン(著:浅野いにお) 1巻 感想&ネタバレ
010年、宮崎あおいさん主演で実写映画化された漫画「ソラニン」1巻のネタバレです。
主人公は「井上芽衣子」。田舎育ちで、今は東京で 彼氏と同棲している、ごく普通のOL。
芽衣子は「自分にはもっと別の道があるのでは」「いろんなチャンスがこの街には眠っているんじゃないか」と、仕事を辞めてしまいます。対する彼氏、名前は「種田成男」。芽衣子と同じく田舎育ちで上京。
収入が少ないため芽衣子と同棲していたが、芽衣子が仕事辞めようかと言った時、「俺がどーにかする。」と男らしいことも言います。種田は、バイトの合間をぬって大学時代の仲間とバンド活動をしています。
が、やがて「俺は平凡だから、今更本気でやってる奴らには敵わない」と後ろ向きな姿勢を見せ始めます。その言葉に芽衣子は「音楽が大好きなのに、否定されるのが怖いからって評価される前に逃げるな!」と強く背中を押しました。
その後種田の気持ちに変化があり、バンド活動に勤しみ、それなりの評価を貰ったりレコード会社から声がかかったりします。
が、現実はそんなに甘くありません。
芽衣子は会社を辞めてから働かず、種田も自身の夢を見失いかけていた頃。
種田の方から、芽衣子に別れを切り出し、「散歩に行ってくる」と言って出て行ってから、種田と音信不通になってしまいます。それから5日後、ようやく種田から連絡があります。
5日間、芽衣子にも種田にも、色々な葛藤がありました。その葛藤の末、種田は「これからは、二人で幸せになろう。」という結論に至りました。芽衣子も、「会いたいよ。早く帰ってきて。」と溢れ出た自分の気持ちをぶつけます。
そんな芽衣子の気持ちに対し、種田も自分の気持ちを伝えようとします。「愛してる」
言い終わる前に、携帯電話のバッテリーが0パーセントに。
急いで帰ろうと原付を走らせる種田の目の前に立ちはだかったのは、一台の乗用車でした。「今日は空が凄く高いや」と空を見上げながら、芽衣子を置いて先に行ってしまいます。
社会に不平不満を抱き仕事を辞める芽衣子、隣で夢を追う種田、その背中を押す芽衣子、それがプレッシャーに感じる種田。
二人は色々な不満を抱き、「ここが自分の居場所で幸せなんだ」と言い聞かせて生活しているように思いました。芽衣子の、自由に対する憧れは、私の心に刺さるものがありました。
自由って、夢って、幸せってなんだろう。それを考えさせられる漫画でした。
漫画名 『ソラニン』
作者 浅野いにお
配信 まんが王国
出版 小学館
配信話数 既刊2巻(2017年1月7日現在)
価格 1巻500円
コチラで読めます。
⇒まんが王国の無料お試し読みはコチラ
「ソラニン」で検索してみてください。