大奥 7巻 ”3分で分かる” ネタバレ&感想
大奥 7巻 ”3分で分かる” ネタバレ&感想
数年前に映画化され、話題を呼んだこの漫画。
今回は7巻のレビューです。
男女逆転という奇想天外なこの漫画。
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ここからは7巻のネタバレ
大奥7巻では、六代将軍家宜がその座についてからわずか三年で短い生涯を終えた後の物語が描かれています。
亡くなった六代将軍徳川家宜の側室であり、小さなお世継ぎである七代将軍家継の父である月光院と、御代所であった天英院との対立により、江戸中期最大の疑獄事件「江島生島事件」が仕掛けられます。
大奥では月光院と大奥総取締の江島という二人の男が君臨していました。
しかし、病弱でまだ幼い家継はいつ消えるともしれない命です。
次の将軍を紀州の吉宗にしたい天英院と、尾張派の間部を守りたい月光院。
実は月光院は間部に思いを寄せており、一度だけ体を重ねていました。(この物語の中では月光院が初めて惚れた女という設定で、将軍家宜の側室となる前から間部を思っており、その気持は最後まで変わる事はありませんでした。)
月光院と間部が通じているのを逆手にとった天英院派が、芝居見物などの風紀の乱れを理由に、大奥総取締の江島とそのお付きの物たちに暇を出します。
表向きは芝居見物とそれによっての門限破り、江島と役者生島新五郎との密通を理由に挙げられていますが、謀られたのは明らかでした。
密通を認めない江島は「では月光院と間部様の不義密通はどうか。それを教えてくれれば、今回の事は不問にいたそう」といわれた時に、本当の狙いに気付きます。
忠義心の強い江島は何も話さず、ついに死罪を言い渡され、何とか江島を助けたいと思った月光院は天英院に交渉しに行きます。
次期将軍には天英院と同じく紀州の吉宗を推す、と…。
江島は罪一等を減じられ、流罪の刑に処された江島は囲い屋敷の中で孤独な一生を終える事となりました。
誰に付くかで一生が決まってしまう恐ろしい大奥の世界。
この巻では大奥の男達の醜さと清らかさが描かれています。
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